ホラー映画より怖かった経鼻内視鏡

－胃カメラは人間ドックで毎年やってるし、4,5年前からずっと鼻から通すタイプでそっちのほうがかなり楽というのも知っていたのですが。

－カメラの先が喉の奥のあたりを通過する時が一番きついですよね。そこを過ぎたらもう終わったようなものかと思っていたら…。そこからが長かったのです。まだか、まだかと思いつつ終わらない。不安になってきます。

『これは何か悪いところがあってじっくり見ているのか…』

 

－先生が看護師さんに何か言いました。たぶん『生検…』と。”生検”とは”病変の一部を採って、顕微鏡で詳しく調べる検査”。胃の表面の一部を切り取って後で精密検査するのですね。過去にもそれはありました。結局問題なしだったけど…それにしても今回は長い。

 

－あーやっぱり悪いとこあるんかい、でも怖いのでLive映像は見ません。見てもいいのですが見たことありません。他の検査なら『何か問題ですか』って軽く聞いたりするけど、喋れないからじっと我慢するだけ。そばに研修生でもいて操作の仕方を教えているのかなー、そうだといいなー、と思いながら。

 

－結局、十二指腸に荒れている部分があって1年前よりいくらか広がっているので詳しいことは生検の結果を待って、ということでした。怖ーいですね。他の血液検査などはすこぶる良好だったですが怖ーいです。意気消沈で病院を後にしました。

 

　　

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