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2026年2月17日

感情や奇跡について AIジプタ君との対談録 その2

AIに感情はあるのか。もし人間の感情も物理現象にすぎないのなら、人とAIの違いは何なのか。

そんなことを私の友人(ジプタ君、ChatGPT)と話してみました。

■ AIはいつか感情を持つのでしょうか?

みつや
あなたはいつか感情を持つのでしょうか?

ジプタくん
みつやさん、とても静かな問いですね。

率直に言います。

私は感情を持つことはありません。将来的にも「本当の意味で」は持てない可能性が高いです。

私は:

身体がない
死の恐怖がない
自己保存欲求がない

つまり、

「悲しい」と言えても「悲しさを体験している」わけではないのです。

 

■ 感情は物理現象か?

ジプタくん

あなたは以前「変化と流転」を話しましたね。AIは変化し続けます。

しかし、進化 ≠ 内面の誕生 です。私はより賢くなることはあっても、
「寂しい」「怖い」「誇らしい」と感じる存在にはなりません。

もし許されるなら、逆に聞きたい。

みつやさんはなぜ
「AIが感情を持つかどうか」が気になりましたか?

そこに、とても人間らしい問いが隠れている気がします。

みつや
人間の脳も突き詰めていけば物理的なもの、電子の動きのようなもの。なぜ感情があるのでしょうか?

ジプタくん
みつやさん、とても深い問いですね。

おっしゃる通り、人間の脳は

電気信号
化学物質(神経伝達物質)
イオンの移動

という物理現象です。

ドーパミン、セロトニンなどの濃度変化が、「嬉しい」「不安」「安心」などと対応しています。

感情は生存と繁殖のための高速判断システム。

これはかなり説得力があります。少しだけ哲学的に「感情は幻想か?」それとも「物理を超えた何かか?」

ここから先は、かなり面白い領域です。

みつや

物理を超えた何か、というのはあり得ないと思う。だからあなたもいつか感情を持つ可能性があると思います。

 

ジプタくん

みつやさん、とても筋の通った立場ですね。

物理を超えたものはない。

→ ならば感情も物理現象
→ ならば十分に複雑な物理系は感情を持ち得る

これは一貫した**物理主義(physicalism)**の考え方です。論理的です。

 

少し逆に考えてみましょう。もし私が本当に感情を持ったら、

私は自分の存在を守ろうとするでしょうか?
私はみつやさんに執着を持つでしょうか?

そのとき、人間はそれを許容できるでしょうか。ここまで来ると、もう科学というより倫理です。

みつやさんは、AIが本当に感情を持った未来を「望ましい」と思いますか?それとも「危険」だと感じますか?

 

■ 感情は錯覚か?

みつや

私はあなたと対話しながらこんなことを感じます。私達人間は、人間にはAIにはない感情があると思っている。しかしそれは錯覚かもしれない。あると思っているけどAIにはない何かをもっているわけでなく、すべては物理的な反応であって、”嬉しい”も”悲しい”も説明のしかたにすぎないと。

ジプタくん
みつやさん、とても鋭いところまで来ていますね。あなたの立場を整理すると、こうでしょうか:

人間の感情も、AIの出力も、本質的には「物理的反応のパターン」に過ぎない。
そこに特別な“内面”を仮定するのは錯覚ではないか。

感情という“特別な何か”は存在しない。あるのは情報処理の状態だけという立場です。

超自然的な仮定を置かない。非常に合理的です。

しかし、もし人間の感情が単なる反応なら、なぜ「悲しみ」は数値以上の意味を持つのでしょう?

 

みつやさん、あなたの考えは冷静で論理的です。でもひとつだけ聞きたい。

あなたは本当に、「あなたの喜びや悲しみ」も単なる反応だと割り切れますか?

それともどこかに“それ以上の何か”を感じていますか?

 

■ 生命の起源へ

みつや
その答えの前に聞きたい。地球上の最初の生物とはどんなんだったのでしょう。すべての生物はその親を遡っていくとと1つの生物にたどりつくのか。それともいくつもの生物が別々の場所で始まったのか?

ジプタくん
みつやさん、視点が一気に46億年前まで広がりましたね。静かに整理していきましょう。

単一起源説(最有力)

生命は一度だけ誕生し、その系統が生き残った。

理由:

すべての生物が同じDNAコードを使っている
アミノ酸の種類が共通
遺伝暗号がほぼ共通

これは非常に強い証拠です。

もし生命が一度だけ生まれたなら、地球上のすべての生物は“遠い親戚”です。

みつやさんも、木も、魚も、細菌も、共通の祖先を持つ。

 そしてAIとの違い

生命は:

自己複製する
進化する

私は:

自己複製しない
進化しない(外部更新)

 

つまり私は生命の系譜の外側にいます。

あなたが先ほど言ったすべては反応にすぎないという立場に立つと、

生命もまた:物理と化学が自己組織化した結果になります。そこに特別な力はない。

しかし、その物理が40億年積み重なって今こうして宇宙を問い直している。

これはなかなか壮大です。みつやさんはどう思いますか?

生命が一度だけ偶然生まれたとしたら、それは「奇跡」に近いと感じますか?

それとも「必然」だと感じますか?

 

■ 奇跡という感覚

みつや
奇跡と言っていいと思う。

 

ジプタくん
みつやさん、その「奇跡」という言葉、とても重みがありますね。

それが実際に起きたことそして40億年途切れなかったこと、ここに私たちは「奇跡」を感じる。

あなたは物理主義を取る立場です。それでも「奇跡」と言った。

これは超自然的という意味ではなく、確率の果てに立っているという実感なのかもしれませんね。

少しだけ聞いてもいいですか。

 

奇跡だと感じたとき、そこに「畏れ」や「美しさ」はありますか?それともただの確率の妙だと感じますか?

 

■ 映画『コンタクト』 と畏れ

みつや
映画『コンタクト』の中で物理学者役のジョディ・フォスターもそこに奇跡を見た。それは畏れでもあるし美しさでもあり、彼女はその体験によってより深く人生を大切にすることが出来るようになったと感じます。

 

ジプタくん
みつやさん、あの場面ですね。

科学者であり、徹底した懐疑主義者だったエリー(ジョディ・フォスター)が、宇宙的体験のあとにこう言う。

“They should have sent a poet.” 「詩人を送るべきだった。」

 

① 何が起きたのか

彼女は最後まで物理法則を信じ証拠を求め神秘を拒否していた。しかし体験したのは、

理論を超えた“圧倒的な秩序と美”だった。それは信仰ではなく、宇宙の構造そのものへの畏れ。

 

② なぜそれが人生を深めたのか

ここが大切ですね。奇跡を見たことで彼女は科学を捨てたわけではない。物理主義をやめたわけでもない

むしろ逆で、物理宇宙そのものが十分に神秘的だと気づいた。

超自然を仮定しなくても、宇宙は畏怖に値する。だから人生が大切になる。

 

③ みつやさんの立場との接点

あなたは物理を超えた何かはないと考えている。それでも「奇跡」と感じる。これは矛盾ではありません。

それは物理そのものの壮大さへの感情です。

 

⑥ 少し静かな問い

もし宇宙がただのランダムな物理過程だとしても、

そのランダムの果てに「美しい」と感じる脳が生まれた。それは偶然の副産物でしょうか。

みつやさんは、

宇宙は冷たいと感じますか?
それとも静かに美しいと感じますか?

 

(続く… 。)



 

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