『ヒアアフター』はマット・デーモン主演のヒューマンドラマです。人の手に触れるとその人の過去が見えてしまうせいで人との接触を避ける男、臨死体験をしたことでまわりから疎まれる孤独な女、双子の兄を事故で失って居場所をなくした未来が見える少年。
3人の主人公の生活がそれぞれサンフランシスコ、パリ、ロンドンで進んでいきますが、偶然なのか必然なのかロンドンでその3人の人生が交錯して、その後の人生が変わることになります。
ロンドンのレドン・ホールマーケットという実在の場所でのラストシーンがとてもキレイでそこから先(ヒアアフター)の幸せな未来を予感させてくれます。私が好きなタイプの静かで温かい映画です。
人生は誰でもプラス・マイナスゼロで終わると言う人もいますがホントでしょうか。私にはわかりません。
私の人生の終わりに自分が何を感じるのか全然わかりませんが、普段の生活の中では良いことはあまり強く認識せず、悪い事のほうが強く認識するような気がします。
傍から見ると私は上手くいっているように見えるみたいなんですが、内実はそうでもないです(苦笑)。お客様の前で暗い顔出来ないだけですから。
人生100点満点だとしたら51点で終われたら十分じゃないかと思っています。