2025年8月30日
小さな一歩 私の起業体験から
-起業したばかりの頃は、売上や資金繰り、人材の悩みに直面することが多いです。何もないところからのスタートですから当然ですね。私の場合は起業のときは借金なしではじめたのでリスクは小さいかわりに成長には時間がかかるという面があったと思います。(税理士事務所は開業するのにそんなにお金はかからないです。)急成長したいならリスク覚悟で出来るだけたくさん借金をして事業を一気に大きくしたらいいのでしょうけど、そこは人それぞれですしね。
-どうすれば売上が増えるかと新しい方法を試しても最初は失敗が多い。でもそこから「お客様はどにいるのか、何を求めているのか」ということがわかったりします。成功したときのパターンを繰り返しながら成功の確率が高くなるように工夫したり、軌道修正したり…。この経験が、次の戦略に繋がっていきます。
人とのつながり
-起業には孤独な面があります。全部自分の責任で同僚と愚痴を言い合うとか出来ないので。一方で経営者仲間や先輩経営者との出会いが、思わぬチャンスを生むこともありました。相談や協力をためらわず、恥ずかしがらず、積極的にネットワークを広げましょう。一つの出会いが事業の方向性を変えることもあります。私自身の開業の頃を振り返っても応援してくれる人との出会い、一緒に頑張る経営者仲間との出会いはとても大きかったと言えます。
小さな成功
-うまくいっている人もそうでない人も、ぱっと見では毎日の行動に大きな違いはないように見えます。しかし1件の頼まれごと、1件の商談、1つの改善、そういったものをどれだけ大切にしているか、本気になっているかどうか。そうした小さなことの積み重ねで、自信が生まれ、信頼が生まれ、経営判断のブレが小さくなっていきます。継続は力なり。小さな一歩の積み重ねにこそ、成功の道があると感じます。
-起業、特にその初期段階は私の感覚では終わりのないボクシングの試合のようなとこ、あります。3分闘って1分休んで、また3分闘って1分休んで……心が折れそうになるときもある。それは私の能力の未熟さ故とも言えますが、少しずつでも着実に前に進むことが、長期的な安定成長につながります。自分の意志で挑戦を楽しみ、人と出会い、学びを得る姿勢が起業家の最大の強みになると思います。
我が家の猫です。12年前の。
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